飲食店店長しながらTwitterやブログを通じて
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先日にお付き合いのあるサプライヤーさんのご依頼で
【飲食店からみたこんなサプライヤーであってほしい具体例などあれば教えてほしい】
というテーマがあったのでまとめてみました
継続して取引したいサプライヤー
一言でいえば、どんなサプライヤーさんと付き合いが長いかというと、
「顔がわかり、継続的に提案してくれるサプライヤーさん」
だそうです。
飲食店1店舗が取引する業者はざっくり大きく分けて
■食材仕入れ
■飲料仕入れ
■備品仕入れ
■設備関連業者
になるかと思います。
飲食店がサプライヤーを選ぶ基準の例として
【繋がりがゼロからの場合】
入口は価格、利便性などが自社と適合しているか。
支払いルーティンなど「会計面」が重視されていることが多いと思います。
【もともと繋がりがある場合】
飲食業界は繋がりの世界。
例えば1つの店舗で業務していた人が独立したときには
既存店で付き合っていたサプライヤーさんと新たに契約するということも
よく聞きます。
長く付き合っていけると思うサプライヤーさんは、
・商品提案力
・担当営業の人間性
が高い方かなと。
具体例
私個人の経験になりますが、
実際どんなサプライヤーさんが濃い付き合いとなっているか思い起こしてみた所、
料理人ではなく、日本酒の専門家としての付き合いの範囲内ではありますが、
印象的な2社の例をご紹介したいと思います。
東京にある業務用酒販店様は
毎月の商品提案、担当営業マンとの連絡の取りやすさ、自社イベントへの招待、
さらに他サプライヤーとの梯など、自店舗にとっての良い提案、サポートをしてくれるという点で、弊社のこれまでを支えてくれたサプライヤーさんといえます。
特に、現在は代わってしまいましたがオープン時の担当者さんとは酒蔵見学を取り付けて頂き一緒に酒蔵へ出向いての実学の面でのサポートをして貰うなど、
実際の取引以外の形で関わることが多くありました。
長野県上伊那にある醸造元さん
わたしの前職のころから付き合いがありますが、当時の付き合いのスタートは
「ゼロから」のパターンでした。
長野県の日本酒を探していた際に問い合わせをしたところ
すぐにわざわざ長野から横浜まで足を運んでいただき、
「電話では伝えられないことが多いので、まずは実際にお会いして、そして我々の作るお酒をちょっとだけでも味見していただいてからと思っております」
というお話をされたのをよく覚えております。
経験上、多くの場合
メールや電話だけでのやりとりで、話を進めるということがあり、今こうして振り返ると
顔が見えないまま取引を始めて、付き合いを継続しているサプライヤーさんはゼロです。
先程ご紹介した酒蔵の担当者さんは、個人的に電話を頂いたり、
定期的に「最近はいかがでしょうか?今年もいいお酒が出来上がりましたのでまた味を見てくださいね!」など連絡を頂きます。
今後もずっと関わっていきたいと思える酒蔵さんです。
まとめ
店舗と業者は BtoBの関係ではありますが
実際動いているのはCtoCというのが、本質ではないかと思います。
会社の中の個人が他の会社の中の個人といかに継続して付き合いができるか
我々飲食店側も同じで、
商品を継続して提案してくれるサプライヤーさんの為にもその想いをしっかりと
継続していけるように最後口にいれるお客様への提供に責任を持たなくてはならないと感じています。