飲食店店長しながらTwitterやブログを通じて
日々役立つスキルやツール、仕事方法の情報発信をしています!
飲食店のマインドセットのお話を使用と思います
お客様目線で
社員であっても、アルバイトであってもお客様から見れば関係ありません。全員が会社の理念、目的、方向性を理解していないとお客様へ伝えることは不可能です。
一緒に働いている以上、会社からお給料をもらっている以上
みなさんは会社に貢献しなくてはなりません。
なんて偉そうにいうとこの先読んでもらえないかもしれないので、いったん頭の片隅に置いておいてください。
アルバイトの自分にはお酒のことはわからない
料理の詳しいこと、食材の知識はわからない
1日4,5時間でピークのみ働いてるから知識なんて・・
当然あると思います。
私のアルバイト時代の経験から話です
私が10年前、とある銀座の懐石料理のお店で働いているときは、1年ほど接客(ホール)に出させてもらえず、毎回ドリンク・洗い物を担当していました。
内心はホールに出て接客したい、毎回毎回同じ仕事じゃつまらないとも思っていましたが、
1年たっていざ「ホールやってみよう」となった時
なにも出来なかった事をよく覚えています。
もちろんある程度のマニュアルはあるとはいえ、お客様はマニュアル通りに注文したり、店員を見ていません。
お客様からしたら、目の前にいる店員はお店のことはなんでもわかっていて、対応してくれると思っています。
しかし、なんの知識もないまま立ち向かうとなにも出来ず、
「すみません、確認します。」の1点張りになってしまいます。正直、何の役にも立っていないと痛感した瞬間です。
これはお店や会社にとっては信頼を下げてしまう恐れもあることだというのを頭の片隅に入れていてください。
当時は統括店長に注意されたこともよく覚えています。
それは、お客様から見てみれば社員もアルバイトも関係ないということが前提にあるからであり、その意識を強く持たないといけないのだと思いました。
それからは、まずお店のメニューを熟知することから始めました。メニューのコピーや持ち出しは禁止されていたので
少し早めにお店に行って、賄いを食べながらメニューを確認したり、ドリンク担当の日はパントリー内であいている時間にも同様の作業をしました。
現在よりもはるかに日本酒の種類の多いお店(200種類ほど)だったため、時間はかかりましたが確実にメニューの知識がつき、お客様への説明にも自信がついていきました
日本酒、和食のメニューって難しいですよね。
特に漢字が読めない!ということもよくあるかと思います。
漢字さえ読めればスマホで調べられる時代ですので
わからないことは料理長に聞いたりしつつクリアにしていった覚えがあります。
そうこうしていくうちに、希望シフトは優先されるようになり
社員の人からも「どうしたらもっとお店がよくなるか」「何かいい考えある?」などの相談や声をかけてもらったりするようになりました。
営業に参加するってこういうことだな
アルバイトだって会社の社員の一員だ
書いていていろいろ思い出したこともあるので
このコラムを通じて1つ1つ伝えていこうと思います。
今、このコロナ渦の大変な時期
お店は休業せず、営業し続けることを選択しました。
やり続けること、1人でもお客様がくるのならやる必要がある。
その想いをもって日々営業をしています。