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今回の世界的パンデミックの影響で
今後飲食てのあり方が変わっていくことは確実。
そんな中で、当ブログのテーマでもある
飲食店×マルチワーカースキル
これをもとに、今後の飲食の在り方についていろいろと考えていこうと思います。
お店としての在り方
まず、今日現在２０２０年５月中旬
緊急事態宣言が延長されている中で、耐えきれず影響を開始した飲食店も少なくありません
政府の自粛要請により、２０時までの営業を順守しているお店が多くあるのを見ます
でも単純に考えてください
２０時閉店なんて、カフェくらいですよ
いわゆる「居酒屋」「大衆酒場」「割烹」「バル」などカジュアルに人が集まる飲食店は
２０時が最も忙しく、売り上げ的にもマックスな時間帯です。
さぁ、いよいよこれから！という時に
「閉店いたします・・・・」なんてことをお客様に言わなくてはならない。
中には、自粛要請を無視して営業しているところもありますが
世間がいい目をしないというのも事実あります。
それはお店の事情によってさまざまでしょう。
初見の方が多いお店ではよくない目で見られ、常連さんしか来ないようなお店では
自粛無視でもさほど影響はないでしょう。
一概に飲食店がこういう影響というのは語れませんが、
今回のパンデミックで間違いなく世界的にも生活様式がかわっていくでしょう。
お店の在り方はどう変わっていくでしょうか。
・単に通りがかったお店に入らない
・接待や宴会がなくなっていく
・大人数の飲み会がなくなる
・STAY HOMEではなくGO HOME
これらを踏まえると
アットホームなお店の在り方が、ダメージが少なく、継続できるのでしょう。
接待禁止
企業の方の常連様に話を聞きましたら
「しばらくは接待なんかもできないんだよね」
「会社から外食は控えるようにいわれていて」
という声が届きます。
接待が悪しきこととして世間が認識するようになるのでしょうか
また、宴会も禁止する企業が多いようで、団体予約という部分で集客を占めていたお店さんは
かなりの損失になっています。
こればっかりはお店の実力云々ではないのでなんとも歯がゆい思いではあります。。
大型船と小型船
最近はよく、飲食店を例えるときに大型船と小型船という例えをします。
例えば、個人経営の飲食店、席数は１０席ほど
いわゆる小型ボートの場合
これまでの営業がだめならば、舵を切って別なことに取り組むのは容易です
反対に、会社経営で客席数が２００席ほどの場合
大型店舗という認識で、これは大型船をイメージします。
大型船の場合、舵を切るのはとても重く、航路をしっかり定めて舵を切らないと
その先の氷山へ衝突し、たちまち沈没してしまうことが予想されます
今回は大型船を深堀していくのですが
例えば、このパンデミックのニュースが始まった当初の
○○プリンセス号
あれって大型船ですよね
あの中で感染者が判明してからの対応が遅い遅いといわれてましたが
実際あの規模の船の中で意思決定し、全体に共有し、実行していく
今回の件じゃなくとも、時間のかかる舵切りではないかと思う
なので、対応が遅いという批判はうわべだけをみて判断するにはよろしくないという考えです。
タイタニックはあの氷山が目の前にそびえたった際、可能な限りの迅速な判断で舵をきりましたが
間に合いませんでした。
氷山が船の再度をかすめるように衝突し、各箇所に穴が開き、そこからの浸水
わずか３時間ほどで海の中に沈んでしまいました。
同じように、大型店舗の飲食店では瞬時に決めた対応に舵を切って進んだ挙句
氷山にかすめ、取り返しのつかないことになる可能性が、
小型船のお店に比べて高いことがわかります。
この例えを考えたうえで、大型店はしっかりとした航路を決め
船長の迅速な判断と、その船長を信じて進む船員のベクトルを合わせることが必要なのではないでしょうか。
終わりに
現役飲食店の店長が、現場で感じたリアルな今を
今回は船に例えて書いてみました
苦しい現実がいままさに飲食業界に訪れています
なんとか現金をあつめようとランチ、テイクアウトを始めたようなお店も
耐えきれず休業、廃業に追い込まれている現状もあります
この状況が収まり、
「年末商戦！」「忘年会戦略！」なんていう言葉が再び聞こえる日を
願うばかりです
それでは
